7.洞爺湖T 〜海鳴り秋を告げる響き〜

大沼を離れ、洞爺湖に向かいました。
距離にして、およそ140km。海沿いの道です。
海が秋を告げるという感覚。
今までは分かりませんでしたが、今回の旅で、海も秋を告げるのだと感じられました。
それは、まさしく“響き”・・・。





“洞爺湖”、誰しもが一度は耳にした、目にした事のある湖だと思います。
というのも、2000年3月31日。洞爺湖からすぐ近くにそびえる山、“有珠山”が噴火しました。
洞爺湖は、温泉街。
観光を生業としている土地なので、有珠山噴火による打撃は、とても大きなものでした。
6年が経過した現在でも、有珠山噴火の痕を見ることが出来ました。







ここは、洞爺湖での宿泊ホテルへと向かう途中に
通った道沿いに見える、火口です。
簡単な、観光スポットになっていました。

有珠山噴火から、もう6年。
未だに噴煙が立ち上っています。

この周辺は、紅葉も早いようで、
かすかに色付きはじめている木々もありましたが、
有珠山が噴火して、しばらくはこの辺りも
火山灰などに覆われていた模様。


自然の怖さと、凄さを同時に感じられました。




「西山山麓火口群」



有珠山噴火により、大打撃を受けたこの辺り。
未だにバリケードを張ってあり、立ち入り禁止になっている場所も見られました。
2000年春、ニュースでよく目にしていた被災地に観光客として訪れる。
感慨深さがありました。





日没後、辺りが暗くなる直前の洞爺湖。

しかも、これは宿泊したお部屋からの風景!
最高のロケーションでした。

ホテルは温泉もあり、
部屋からの景色はこんなにも抜群。

この日、洞爺湖に到着したときには
かなりの雨が降っていたのですが、
温泉に入り、ミストサウナに入り、
お部屋からの景色を眺めているだけで
充分に楽しめました。


手前に停まっているのは、遊覧船。
時間になると鐘が鳴り、
洞爺湖散策へ、出航していきます。


「日没後」



洞爺湖に到着したのは16時くらいだったのですが、どしゃ降り。
でも、その後しばらくしたら雨は止みました。
天気予報は、あまり好ましくないものでしたが、天気には味方をされていたように思います。
というのも、夜は・・・。





夕食は、お部屋出しの「かにづくしプラン」
お部屋を担当してくださった仲居さんが、
お料理が出来たごとに、
次から次へと料理を運んでくれるのですが、
量がすごい!!

かにさんが、次から次へと出てくるよ・・・。

でもね、こういう台でご飯を食べたことってなかったから、
ちょっと嬉しかった。

そして、お味も美味しかったよ♪

夕張メロンも食べた〜。


「かにづくし」



先ほど載せた、遊覧船のその後。
ライトアップされました〜。

キレイ☆

しかも、夕食後は湖上で花火が上がったのです!!

北海道で花火が、しかもお部屋から見られるなんて、
大感激。

湖岸にあるたくさんのホテルから、花火が見られるように、
船は移動しながら花火を上げていきます。

湖上に、花火を落として?回る船がいたのですが、
そのスピードのはやいこと!
しかも、その船から落とされる花火は、素晴らしい!!

本当に、湖の上に花火が広がるのです。

なので、形は半円なのですが、
光が水面に反射して、とっても綺麗。

この花火を見られたことが、一番嬉しかったですね。

この遊覧船も、花火を上げる船に合わせて動いていました。



「湖上の夜」



“北海道限定”に惹かれて買った、カンチューハイ。

『ガラナ』って、知ってます?

北海道では人気の飲み物で、コーラに似ているんですよ。
なんでも、上陸するのが遅れたコーラの代替品だったそう。

ガラナ。
JIROちゃんも大好きなはず。

きになる味は、、、
どこか懐かしいようなお味でした。



「ガラナ」



さて、夕食も終わり、
期待を裏切るどころか、大幅に上回った花火も終わり、
また温泉に入りました。
そして、明日にいっそうの期待をしながら床に就きました・・・。



次は、昼間の洞爺湖を。次へ→

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